ちとはかブログ

文字が好きなメンヘラのブログ

夢を与える

こんにちは。
今日は綿矢りさの『夢を与える』について語りたい。といっても語りたいことは上のツイートに凝縮されています。

綿矢りさ

ネタバレは絶対悪だと思ってる人間なのでふんわりとしか語りません。

このお話はちびっこモデルから芸能活動をスタートする少女夕子の物語です。このくらいならバラしちゃってもいいかな?

一番の主題は上に書いたように「家族」だとわたしは読んだのですが、恋愛小説しか書けない拗らせメンヘラこそ葉加瀬個人としてはやっぱり恋愛の部分が心にグサリ。

というツイートをしてるんですが、夕子は結構わたしと同じ、「自分に気がない素振りを見せる男に尽くしたがる」不幸体質の女なんです。

まあ今の恋人はわたしに気がありまくりなんだけど(笑)

恋人に1時間半かけて会いに行ったのですが、彼はわたしに会うのにかけた時間ゼロなんですこの日。彼の出先にわたしが会いにきてと言われたので会いに行ったんですけど、これはどちらかというと尽くす動きだなあ。今までも他の元恋人にもこんなことしてたなあとしみじみ思い、その姿を夕子に重ねて、まあ心にグサグサくるようなことが小説で起きるのでわたしの心にグサグサきたというわけです。

綿矢りさ氏の作品はわたし自身に重ねられる部分が他のどの作家の作品よりも多いから好きという部分があります。もちろん彼女の文学的表現もたまらないんですけどね!!不意に重要なところでくる短文がすごい鋭さだったりするのが好き。

また他の機会にでも語ろうかな……。
文庫化された綿矢りさ作品は全部読んだけれど、ハードカバーのものは未読。給料入ったら買います!まだまだ先だけど……。


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